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日常茶飯の清水                      ~鮮度抜群の干物!?~

  • 執筆者の写真: 赤田 元日出
    赤田 元日出
  • 2024年11月10日
  • 読了時間: 3分

先日、国道を運転していると、

電飾看板に、


「鮮度抜群!」


と流れて、その次に、


「干物」


と映し出されました。

干物に「鮮度抜群」という形容があるのだろうかと思いました。


干物と乾物の違いについて

農林水産省のホームページによれば

「乾物と干物は、どちらも水分を抜き、乾燥させることで保存性を高め、旨みが増すところは同じ。一般的には海藻や野菜を乾燥させたものを「乾物」、魚介類を乾燥させたものを「干物」と呼んでいるようです。」

とあります。


この説明によれば

干物は「水分を抜き、乾燥させる」という工程を経ます。

鮮度は、どちらかと言うと、干物を特徴づける表現とは、程遠いように思えてきます。


では、「一夜干し」ならどうでしょう。


「一夜干しとは干物の一種です。

日光を当てる『天日干し」の干物に対し、一夜干しは冷風で乾燥させてうま味を熟成させます。水分が多く残るうえ、魚の脂が酸化しにくいのが、一夜干しのいいところ。まるで生魚のような、やわらかな食感が味わえるんです。」(海産工房梅のや よくある質問 | 干物(一夜干し)の通販 – 海産工房梅のや



一夜干しは、本来、夜の冷たい風で一晩干した物を言いますが、

現在では冷風乾燥機で乾燥させることが多いようです。


一夜干しも、

鮮度を、キャッチコピーに使うのは、似つかわしくないように見えます。



そこで

干物を形容する表現や、キャッチコピーに

実際に「鮮度」が挙げられているかを

ネット通販などを見てみました。


「江口浜の地で干物造り40年。魚の旬と旨さにこだわり続け、職人の技と熱い心意気を是非ご賞味ください(みのだ食品有限会社)

この会社様の説明には

「取り扱う9割以上の魚はすべて手捌き。魚の鮮度が落ちないよう素早く丁寧に加工」

とあり、鮮度に関する表現があります。


同じように、魚耕様も鮮度を重視しています。

「産地や鮮度にこだわった特大サイズの原料を使用した笹の葉干物。」(魚耕)


鮮度にこだわりつつも、新しくもなく、古くもなくという、

タイミングを重視した表現もあります。

「市場から買ってきた魚をまだ新しいうちに干物にします。

しかし、その日に獲れた刺身で食べられるくらいだと望ましくない。

古くなったものは論外。

状態の見極めが仕上がりに差を生みだします」(出水田鮮魚)



このように見ていくと

干物に関しての鮮度とは

干物になってからの魚介類の鮮度ではなく

原料の魚介類が干物になる前の鮮度を表しているのだとわかります。


そうすると

最初の電飾看板は

「鮮度抜群の魚介を原料にした干物」

という意味合いですね。

国道沿いに掲げてある電飾看板ですから

一瞬で通過する運転手や同乗者にアピールするには

単語や短い言葉で表現する必要がりますので

「鮮度抜群!干物」

と、なったのでしょう。


なるほど、と感じた宣伝文句でした。



さて、

当事務所に新しい仲間が加わりました。

ブラインドタッチで、どんどん記帳を進めてくれるツワモノです。

とても素敵な人材に恵まれました。

当事務所を選んでくれたご縁と一緒に働いてくれることに、感謝の気持ちでいっぱいです!


歓迎会を

お昼に、

「割烹たけだ」さんで。










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