日常茶飯の清水 ~ミッション~
- 赤田 元日出

- 11月23日
- 読了時間: 3分
県議会議員の補欠選挙が始まりました。
立候補者は2人で、
国道沿いには、
両者の選挙事務が、
それほど遠くない場所に
設置されています。
それぞれのキャッチ・コピーが
「未来を変える地域のぼっけもん」
「さぁ、新時代」
です。
「ぼっけもん」というのは、鹿児島の方言で
「大胆な人、冒険者」というような意味で、
常識破りの前衛的な人という感じでしょうか。
方言を使うことで、高齢者に親しみが湧くでしょうし、
前衛的な意味合いが、「未来を変える」とうまくマッチしています。
自ら「ぼっけもん」と評価するのは、鼻高々のように見えてしまうので
「地域の」という制限をつけて、控えめで遠慮がちな雰囲気を、もたせています。
逆に言えば、自分で評価するほど自信があるということでしょう。
一方の「さぁ、新時代」。
前県議は就任期間が長かったことと、この候補者が若いことから
時代が変わることをアピールしたものでしょう。
「新時代」という楽曲もアニメの挿入歌として人気を博しましたので
若い有権者にも耳障りのよいキャッチコピーと思えます。
これらのキャッチ・コピーは
企業経営でいうところの「ミッション」です。
ミッションとは経営理念であり、存在理由です。
このミッションについて
スターバックスジャパンの元CEO岩田松雄さんは、
愛読書「ビジョナリカンパニー2」を引いて
1,情熱をもって取り組めるもの
2,自社が世界一になれる部分
3,経済的原動力になるもの
の3つの円が重なる部分をミッションにしなさい、といいます。
さらに、これを個人に当てはめて
1,好きなこと
2,得意なこと
3,人のためになること(その対価をもらえること)
の3つの円の真ん中にあることを個人のミッションにしてはどうか、
と、つづっています。(「『ついていきたい』と思われるリーダーになる51の考え方」サンマーク出版)
先ほどの立候補者2人は、いずれも
これら3つの円の重なった部分のエキスをキャッチコピーとして訴えているのでしょう。
そして、
当事務所のミッションは
「事業発展の歴史を共に創る」
です。
先ほどの3つの円に重ねてみます。
1,これまで、いくつか転職しながら従業員として勤めてきましたが
税理士として独立して、現在はこの仕事をやめたいと思ったことはなく
数字を扱うことは子供のころから好きでしたし
2,分析したり、今後の成り行きを試算するのも得意です。
3,税理士として、税金計算をするのは、もちろん顧問先様の役に立てることですが
何より、顧問先様の損益や資金情報が手元にありますので、経営について助言もできます。
この3つの円が重なった部分が
「顧問先様の事業発展をご支援する」
ということであり、
継続的にサポートすることで
発展の歴史を一緒に創ることなります。
このミッションを
あらためて心に刻んで
日々の業務に務めていこうと思っています。




























コメント